「何処野 誰夫 博士の超次元アドベンチャー」

                        第5話「記憶喪失」その4

                                                                あとがき


 前々々々々々々回の続き、5つの単語(聖書、すいか、電気料金、ファジー、五十歩

百歩)を使った作品のうちの、やっと「五十歩百歩」を使った話「記憶喪失」その4で

す。

結局、最後の最後までヨタ話のたぐいを抜け切れませんでした。全話そうですが、この

ような作文レベルの文章ではとても小説とは呼べず・・・こう言っては失礼ですが、も

し現在、昔のようなヘビーユーザーによる電脳倶楽部への投稿レベルが衰えていなかっ

たら・・・CD化により掲載容量が増えなかったら・・・まだまだ発行が続くものだっ

たとしたら、とても掲載してもらえなかったでしょう。そういった意味では、私のよう

な惰眠地球人は非常にセコいやり方をしていたな、というのが本音です。すいません。

ところで私は・・・投稿活動は「Beep」から始めたことですが、「ゲーメスト」「

コミックゲーメスト」「ボーダーランド」などなど・・・行く末が廃刊しそうな雑誌に

ひかれるらしく、購読していた多くの出版物がこの世から消え去りました。自意識過剰

なのでしょうが、どうも「廃刊キラー」になってしまったようです(電倶は休刊ですけ

ど)。

現在では「ゲームラボ」と「ベーマガ」などに投稿しておりますが・・・前者は非常に

違法性が強い内容が多いので、いつ出版停止になるかわかったものではありませんし、

後者は投稿プログラムが載っているということ以外は「特徴がないのが特徴」という状

況になってしまい、じりじりと購読者が減っているのではないかと思えるほどです。ど

の雑誌もそうなんでしょうけれども、こういったゲーム関係の文章を載せている雑誌は

「作りあぐねている」というのが本音なのではないでしょうか?

しかし・・・これがあくまで一人よがりな考え方だということは「だったらてめぇがや

ってみろや!」と言われれば「ごめんなさい」と言うしかないのですが・・・いつかは

止めねばならないとわかっていても、いいトシこいて、なんの得にもならない、しかも

妄想の「投稿」などということをやっているバカな男というのは、救いようがないのか

もしれません。

でも、これだけは言えます。

投稿を趣味とするようになって、文章でも絵でも音楽でも、考える力と観察力が養われ
                                  ビビ
たのは事実です(それでも、北京原人微々たるもの)。その道の方々には全然かなわな

いけれども、10年前の体力バカ原人の時代に比べたら、少しは進歩はしたんだなと(

そう思いたい)。だからあなたも、何でもいいですから・・・いや、やめておきましょ

う。

最後に、私が持っている電脳倶楽部は4年分ほどしかなく、そのほとんどの偉大な資産

を生かすことができず、ただ騒ぐだけのへっぽこユーザーでしたが・・・どれだけX6

8kがユーザーライクな設計だったかは、またどれだけ電脳倶楽部に携わった方々が愛
                    マ ジ
と夢と情熱にあふれ(本気)、その考え方を教えてくれたかは・・・いつか必ず自分の

人生に生かしたいと思います。

どうもありがとうございました。


P.S.ところでこのヨタ話シリーズ、煮るなり焼くなり好きにしてもらって結構。で

        もそんな物好きな人・・・いるのかニャ?



〒467−0046 愛知県名古屋市瑞穂区玉水町2−75

                         2000 06/25 ズオウ・リアキ(本名・村上哲也)




〜おまけ〜


                「何処野 誰夫 博士の超次元アドベンチャー」

                  第4.1話「逆転!正転!プラスマイナーG」


         「とうとう来たんだな!この場所へ!」
             ・・・
        気合いを入れてそう叫んだのは、”終り旭のあらくれ”星野・ザ・グレートで

        ある。

         「ああそうさ!幾千里の苦難を乗り越え、新たな歴史を創る偉人となるべく

        いまここに!」

        呼べば応えるエチョー(ECHO)と言おうか、冒険家にして天才科学者の何
              ・・
        処野 誰夫も負けじと叫ぶ。

        二人は誰夫の発明品「ファンジージャンプ」を試すため、コメリカ・シャバダ

        州シャバダ・ドゥ・ドゥバッにあるダッダ大渓谷に来ていた。ここはネイティ

        ブ・コメリカンの最大勢力アゴッチ族の聖地であるため、入山するにあたり長

        老アゴーに許可が必要である。交渉は難航したが、誰夫の第3話での発明品「
                      ・・・・
        空気正常発電機」を使った「I’mヒゲソーリー」を提供したことでその問題

        は解決した。彼らの最大の懸念事項「剛毛ヒゲ(彼らは親しみをこめてゴウモ

        ラと呼ぶ)」が簡単に剃れてしまったことで、長老が一つ返事を出したからだ。

         しかし数年後に、まったくヒゲのなくなったアゴッチ族がその影響でアゴが

        割れてしまってコメ国語がペラペラになり、長年の文化と歴史を誇った民族の

        伝統が崩壊してしまうことなど、このときの誰夫は知るよしもなかった。
                               ・・・・・・・・
         そして長老アゴーが「わしが悪かったぁぁぁぁ!アイム・ソーリィィィィィ
      ・・・・・・・・      ・・
        ヒゲソーリィィィィィ!」と悔恨の叫びを発したのを、星野も知ることはない
                   ・・・・
        のだ。なぜなら彼は、交渉の席で酒びたりだったからだ!

(EOF)